ワラビーとカンガルーの動物学
クジラとイルカは同じものだと知っているでしょうか? つまり例外を除けば体長が4m以下の小型のクジラをイルカ、それ以上をクジラと呼んでいます。じつはこのワラビーも同じで、カンガルー属の中でも特に小型のものをワラビーといいます。そのため「これがワラビーだ」という動物はおらず「このカンガルーは小さいからワラビーと呼ぼう」という分類のための名称なのです。冒頭の説明で言ったことが判ってもらえましたでしょうか? さて、ワラビーとカンガルーの違いは基本的に大きさでの分類でしかないので、両者はほとんど同様の性質を持っています。つまり子供を育てるための袋を持ち、後ろ足でぴょんぴょんと跳ねて移動するなど共通項が多いのですね。なおワラビーの主生息地はカンガルーと同様オーストラリアですが、その他ニュージーランドなどにも生息しています。ただし、ニュージーランドのほうのワラビーは元から住んでいたわけではなく、人間が持ち込んだものです。
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ワラビーと有袋類
ワラビーを含むカンガルー属はまとめてフクロネズミ目に属します。このフクロネズミは有袋類という別称のとおり育児嚢(いくじのう)とよばれる子供を育てるためのフクロを持っていることが特徴ですが、この有袋類は現在オーストラリア以外ではあまり見られません。特にカンガルーなどの大型種はオーストラリアだけに生息しています。
オーストラリアで有袋類が繁栄しているわけ
有袋類がなぜフクロを用いて子供を育てるかというと、子供を育てる胎盤そのものが存在しないためです。そのため他の動物ならまだまだお腹で育ててあげなくてはいけない未熟な状態で生まれてしまいます。これは繁殖力という点で他の生き物に大きくおとってしまいます。そのためオーストラリア以外の“ライバル”がいる世界では自然と有袋類は駆逐されてしまいした。逆に言えばオーストラリアはそういった敵がいなかったのが最大の原因です。
幻のワラルー
フクロネズミの仲間のうち大型をカンガルー、小型のものをワラビーと呼びますが、実は中型のものにも呼び方があります。答えは項目タイトルで言ってしまっていますが、ワラルーといいます。名前まで中間点。しかしこのワラルー、一応そういう名がついていてもそれで呼ばれることはまず無いそうで、まさにまぼろし。あいまいな区分けでしかないので中型でもカンガルーかワラビーと言われてしまうのですね。これからもいかにワラビーのわけ方が適当なのかがわかると思います。
ワラビーを飼いたい
ワラビーは別に日本で飼っても罪にはなりません。ただし飽きたからといってそこらに捨てる行為は罰せられなくても罪です。ほとんどのワラビーは実に臆病で、その上正直言っておばかさんです。トイレもできないし芸もしません。下手すればいつまでも懐かないどころか飼い主の顔を覚えているかすら怪しいです。そういった「最後まで責任をとれるか」をよ〜く考えてから飼う様にしてください。
ワラビーを買う
まずはペットショップでワラビーを購入しなくてはいけませんが、常時ワラビーを販売しているペットショップはよほど大きなところしかないと思います。そのため普通の家でワラビーを購入したいと思ったら、ペットショップにお願いするとかワラビーの飼育者から譲ってもらうなどの特別なルートを使わなくてはならないと思います。なお、このページはワラビーの紹介ページですのでワラビー販売は扱っていません。購入したければショップを探すかネットを当たってみてください。
ワラビーの飼い方のアドバイス
ワラビーを本格的に飼うなら、専門書などを見てもらわなくてはいけません。なぜならワラビーはしつこいですが“おばかさん”なので、しつけなどはほとんどできません。ですから飼い主が気を使うしかないのです。ただ、これだけははっきりいえますがワラビーはとにかく臆病です。下手に叱るとパニックになったりストレスでおかしくなったりしてしまいますので充分に注意しましょう。特に大きな音には弱いので気をつけてください。
人間とワラビー
ワラビーはカンガルー同様人間の生活、とくにオーストラリア人の生活に溶け込んでおり、さまざまなシーンで人間と関わっています。ここではワラビーと人間のかかわりについて紹介していきましょう。たとえばワラビーシューズ。別にワラビーの皮を使用しているわけではありません。昔イギリス軍が履いていた靴なのですが、その当時支配していたオーストラリアのワラビーに形が似ているところからワラビー(シューズ)と呼ばれるようになりました。現在ではクラークスなどの有名どころがあります。その他にもオーストラリアにおいては有効な観光資源でもあり、いろいろと人間に貢献しているといえますね。
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